前払費用と未払費用の違いとは?

こんにちわ!サラリーマン簿記講師めたきんです。

今回は前払費用と、未払費用についてです。

費用」と同じ言葉が使われているので、混同してしまいがちですが、ここを放っておくと大変!!!試験ではほぼ確実に出題されます。そんな2つの科目について、今回は学んでいきましょう。

1.前払費用とは?

前払費用とは、継続してサービスを受ける場合、まだ受けていないサービスに対して支払った金額に使う科目です。サービスを受け取る権利を持つ、ということから資産項目に含まれます。

例えば、3月決算の会社で、インターネットの年間利用料1,200円が3/1に発生したとします。この時、1ヶ月の利用料は100円となります。

1,200÷12=100

支払時には、

通信費1,200 現預金1,200

として1年分の費用を先に計上します。

そして期末では、

3/31には未経過分、まだ受けていないサービス分である4月から翌年2月末までの11ヶ月分を前払費用として振り替えなければなりません。

この時に発生する仕訳は以下の通りです。

前払費用 1,100 通信費 1,100

そして翌期首に、前期に前払費用計上した通信費1,100円分を、前払費用として振り戻します。

通信費 1,100 前払費用 1,100円

 決算時の調整のための特別な科目であり、翌期にはもう一度費用科目に振り替えるのが特徴です。

何だか難しく感じますが、要は1年分先に費用計上したから、期末にまだサービス受けてない分の費用を減らすというだけです。会社として受けてないサービスなのに費用計上するのは会計上適正ではないからですね。

試験では、「●●の費用を繰り延べる」など書かれていますので、繰延=前払だなと頭の中で繋がるようにしておきましょう。

2.未払費用とは?

未払費用とは、既に支払が確定しており、かつ既に提供されたサービスに対してまだ支払われていないものを指します。

例えば、3月決算の会社で、1年間分のインターネット利用料の支払が1,200円であったとして、3/1に利用を開始し、3/1に実際に支払う契約を結んだとしましょう。

当期の3月決算の時点では、会社としては1ヶ月分(3/1~3/31)の利用料を費用認識するため、以下の仕訳を入れます。この時、1ヶ月分の利用料は、以下の計算式のように100円になります。

1,200÷12=100

利用開始時ではまだ支払は発生していませんので、

仕訳なし

期末では、発生した利用料は費用として認識する必要があるため、

通信費 100 未払金 100

 そして翌期首に、前期に未払金として計上した100円分を振り戻します。

未払金 100 通信費 100

 そして、翌年の3月に実際にこの未払金を支払います。

通信費 1,200 現金 1,200

前払費用と違い、期末になって初めて費用が発生して、翌期の支払時に全額を認識します。

試験では「●●の費用を見越す」など書かれていますので、見越=未払だなと頭の中で繋がるようにしておきましょう。

3.まとめ

言葉は似ていますが、

繰延=前払

見越=未払

はしっかり覚えておきましょう。

また、最初に計上される場所がそれぞれ前払費用は借方未払費用は貸方です。混同せず、しっかりと違いを理解していきましょうね!

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前受収益と未収収益をわかりやすく解説!!

こんにちわ!サラリーマン簿記講師めたきんです。

今回は前受収益と、未収収益についてです。

簿記3級では、経過勘定と言われる難しそうな論点がたくさん出てきます。

前受収益未収収益も上記の経過勘定に含まれる勘定科目です。

わかりづらいですがしっかりと理解していきましょう。

経過勘定とは?

経過勘定とは、継続してサービス提供を受けたり行ったりすることにより、時の経過に応じて収益または費用になるもののうち、現金支払や受取の時期とP/L上の損益認識の時期がずれている場合の処理の勘定科目です。

要はどういうこと!?

ざっくり申し上げますと、

1年間のサービス提供や費用支払が、企業の決算期間(3月決算ではX1年4月〜X2年3月)をまたいじゃったら、全額売上計上しないで、該当する月の分だけ収益/費用計上しないとダメよ。

ということです。

例えば、3月決算の会社がX1年6月に1年間分の収益計上したら、

収益:X1年6月〜X2年6月

決算期間:X1年4月〜X2年3月

X2年3〜6月までが余ってますね・・・

これを経過勘定と言われる勘定科目に一時的に計上して、

収益:X1年6月〜X2年3月

決算期間:X1年4月〜X2年3月

に揃えるイメージです。

上記は経過勘定のうち一例ですが、簿記3級の試験では1年間のサービス提供や家賃の支払/受取、保険料の前払などが出てきます。

前受収益とは?

前受収益とは、継続してサービスの提供を行う場合、まだ提供していないサービスに対して受け取った金額に使う科目です。サービスを提供する義務がある、ということから負債項目に含まれます。

例えば、3月決算の会社で1年間のサービスの利用料としての売上1,200円が3月に発生したとします。この時、1ヶ月の売上高は100円となります。

1,200÷12=100

前受収益は、サービスの提供より前にお金が入ってくることになるので、発生時には以下のような仕訳になります。

現金 1,200 売上 1,200

 期末には未経過分、まだ提供できていないサービス分である11ヶ月分を前受収益として振り替えなければなりません。

この時に発生する仕訳は以下の通りです。

売上 1,100 前受収益 1,100

そして翌期首に、前期に前受収益として計上した1,100円分を振り戻します。

前受収益 1,100 売上 1,100円

決算時の調整のための特別な科目であり、当期の売上を正しく認識するためのものであるということが特徴です。

2.未収収益とは?

未収収益とは、本業で売っているサービス以外のものを売って、代金は後で受け取る際に使用する科目です。

例えば、本業は商品販売業をやっていたとして、自社ビルのテナント家賃収入で利益が出て、その利益の金額を後で受け取る際に使用します。

具体例でみてみましょう。

3月決算の会社で、自社ビルの家賃収入が1年間1,200円であったとして、3月にテナント入居、翌年3月に実際に支払を受ける契約を結んだとしましょう。

3月の決算時点では、会社としては1ヶ月分の家賃収入が発生しているため、以下の仕訳を入れます。この時、1ヶ月の家賃は100円となります。

1,200÷12=100

未収収益 100 受取家賃 100

そして翌期首に、前期に未収収益として計上した100円分を振り戻します。

受取家賃 100 未収収益 1,100円

 翌年の3月に実際に支払を受けます。

現金 1,200 未収収益 1,200

前受収益と同様、当期の収益を正しく認識するためのものであるということが特徴です。

3.簿記3級で気をつけるべきポイント

3級で気をつけるべきポイントとして、前受収益と未収収益の違いを理解しておきましょう。

違いとしては、「お金を受け取るタイミング」と「なんのサービスの対価として受け取るお金なのか」という2つです。

1つ目の「お金を受け取るタイミング」は、サービスを提供する「前」にお金を受け取るのか、それとも「後」にお金を受け取るのかという違いです。

2つ目の「なんのサービスの対価として受け取るお金なのか」ということは、「本業」かそうでないか、の違いがあります。前受収益は、本業として売り上げたお金を計上する時に使いますが、未収収益は本業以外でお金を受け取る権利が発生した際に使います。

この2つに注意して、2つの科目を見分けていきましょう。

4.まとめ

同じ「収益」という言葉は使われていますが、気をつけるべきポイントで触れた通り、発生するタイミングと、何のサービスをこちらが提供したか、で使うべき科目が異なってきます。

前受収益→先に本業でお金を受け取っている

未収収益→本業以外でまだお金を受け取っていない

しっかりと見分けて、攻略していきましょう!

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売上原価対立法とは?わかりやすく解説!

こんにちわ!サラリーマン簿記講師めたきんです。

今日は売上原価対立法についてご説明します。

なんのお話?

という方は、簿記2級のテキストの売上原価の部分を再度読んでみましょう。

三分法売上原価対立法の記載があるはずです。

以下で、売上原価対立法とは?という点、三分法との違いをご説明いたします。

売上原価対立法とは?

売上原価対立法とはその名の通り、売上が計上される都度、売上原価が計上される仕訳の方法です。

通常、「商品」「売上」「売上原価」の3つの勘定科目を使います。

三分法との違いとは?

1つ目のポイント

仕入を行った際の勘定科目

三分法 売上原価対立法
仕入 商品

売上原価対立法では、仕入を行った際に「仕入」という勘定科目を用いません。それぞれの商品の増減をはっきりさせるため、直接「商品」の勘定科目を使います。

普段皆さんが使っている三分法では、仕入を行った商品分の費用を仕入という勘定科目に集約をしていますね。

2つ目のポイント

販売した際の原価に関する仕訳

三分法 売上原価対立法
なし 売上原価XX/商品XX

売上原価対立法では、商品を販売すると同時に売上原価を認識します。

一方、三分法では、商品販売時には原価は認識せず、決算時に認識をするんでしたね。(忘れた方は売上原価としーくりくりしーの関係性を確認!)

3つ目のポイント!

決算時の仕訳

三分法 売上原価対立法
仕入XX/繰越商品XX

繰越商品XX/仕入XX

なし

売上原価対立法は販売の都度売上原価を認識しているため、決算時に原価算定の仕訳を行いません。三分法でいう”しーくりくりしー”がないんですね。

具体的に仕訳で見てみよう!

以下の問題を売上原価対立法で仕訳にしてみましょう。

1.商品を500円仕入れた。

商品 500 買掛金 500

→ここでは仕入という勘定科目を使わず、商品で直接認識します。これが原価分の在庫ですね。

2.仕入れた商品を1,000円で売却した。

売掛金1,000 売上1,000
売上原価500 商品500

 商品を販売したときに同時に売上原価を認識します。売上原価を認識するときに商品在庫もなくなるため、商品を減らします。

3.決算を迎えた

仕訳なし

→販売時に既に売上原価を認識しているため、売上原価算定の仕訳はなしです。

まとめ

簿記2級から出てくる売上原価対立法のポイントは以下です。

・使う勘定科目「商品」「売上」「売上原価」の3つ

・販売時に売上原価を認識

・決算時の仕訳なし

三分法と大きく仕訳の方法が異なるため、しっかり覚えておきましょうね!

 

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簿記2〜3級の試験で忘れがちなワード

こんにちわ!サラリーマン簿記講師めたきんです。

今回は、普段は覚えてるけど試験中に忘れそうになるワードを選び、解説します!!

そんなん忘れないから大丈夫だよ・・・

と思ってる方!必ず忘れます!試験前にこのブログを見て何度も復習しましょう。

簿記3級編

1.しーくりくりしー

しーくりくりしーとは、簿記3級における売上原価算定の際に使うワードです。

簿記受験生の間ではもう一般常識ですね。

ところが、試験になって実際にしーくりくりしー使おうとしたら、

あれ・・・どこに何入れるんだっけ・・・

となりがちです。思い出しましょう。

しー→仕入。期首の繰越商品の金額

くり→繰越商品。期首の繰越商品の金額

くり→繰越商品。期末の繰越商品の金額

しー→仕入。期末の繰越商品の金額

詳細はこちらから確認!!

2.くまのみみ

これも簿記受験生の間で大流行したワードです。経過勘定が何に該当するのかを判定するワードです。これも忘れると「くま・・?耳・・・?」と試験中にポカーンとすることになります。

繰延(く)→前払費用、前受収益(ま)

見越(み)→未払費用、未収収益(み)

くまのみみですね。これも要復習!

3.手形売却損

手形の売却って出てくるの?と思いがちですが、そもそも売却じゃなくて

割引のときに使う勘定科目ですね。

間違っても「手形割引損」とか「手形割引費用」とかにしないように!

詳細はこちらから確認!!

簿記2級編

1.ぜんちょくまっしゅ

これ何だっけというかたは、今一度工業簿記のテキストを開きましょう。

全部原価計算と直接原価計算は求めた営業利益が固定費だけずれるから固定費調整するんでしたよね。

ぜんちょくまっしゅ→

2.販売の都度売上原価に振り替える方法

何だこれ・・・という方は商業簿記の教科書を開きましょう。

普通にみなさんが仕訳している時は大体三分法です。

ところが簿記2級には、販売の都度売上原価に振り替える方法というのが出てきます。売上原価対立法ってやつです。

都度振り返る場合、仕入という勘定科目は存在しません

【仕入時】

商品XX 買掛金XX

【販売時】

売掛金XX 売上XX
売上原価XX 商品XX

今まで(三分法)では、仕入という勘定科目を使って、売上原価を算定していましたが、都度振り替える方法は販売の都度売上原価を認識します。

中々出ない問題ですが、出た瞬間に終わります。覚えておきましょう。

3.負ののれん

さて、支配獲得仕訳をして・・・あれのれんが貸方にきた。

じゃあのれんは償却するから・・・

とやっている方要注意です!のれんは借方差額の時だけ償却します。

貸方差額ののれんは、支配獲得をおトクに出来ていることになりますので、その期のPLで特別利益として認識します。

間違って普通ののれんみたいに償却しないように!!

まとめ

試験になると普段できることが急にできなくなったり忘れてしまうことが多々あります。試験直前まで気を抜かずに色々確認しておきましょう。

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貸倒引当金とは?わかりやすく解説!!

こんにちわ!サラリーマン簿記講師めたきんです。

今日は簿記3級のわかりづらい論点の1つ、貸倒引当金についてです。

会社を運営する上で、得意先、お客さんからお金をもらわなければいけない、ということは常に考えておかなければいけないことの1つです。

今日はそのお金、売上が回収できなくなるかもしれなくなった時に、どういう処理をすればいいのか、ということについて簿記3級の観点で理解していきましょう!

貸倒引当金とは?

まず、貸倒れ(かしだおれ)とは、得意先から売掛金や受取手形の代金が受け取れなくなってしまうことです。

売掛金や受取手形の代金が受け取れなくなってしまうパターンとしては、

・得意先の倒産

・倒産はしていないけどお金を払えない

などがあります。

こういった貸倒れはビジネス上一定の確率で起こりうると考えられるので、会社は決算時に、将来貸倒れる可能性がある売掛金や受取手形がどのくらいあるかを見積もって準備します。これを勘定科目貸倒引当金として計上します。

引当金とは、今後ほぼ確実に起こるだろうなという事象を事前に見積もっておくことです。売掛金が仮に貸倒れを起こすとその分当期の損失として取り扱う必要があるので、事前に貯金しておくんですね。

具体例で見ていきましょう。

例えば、期末時点で売掛金が10,000円あるとします。その際に、貸倒れが起きる可能性を10%と見積もった場合、持っている売掛金の10%、つまり1,000円を貸倒引当金として計上することになります。※簿記3級の試験の場合●%と指定されます。

貸倒引当金を計上する際の相手科目には、貸倒引当金繰入(費用)を使用します。仕訳のイメージとしては以下です。

貸倒引当金繰入 1,000 貸倒引当金 1,000

 

貸倒損失って何?

貸倒引当金は、あくまでも貸倒れる「可能性」があっただけなので、引当金を計上した時点では実際の損失は発生していません。

では、実際に貸倒れが発生してしまった場合の処理を説明します。もし、売掛金、受取手形が本当に貸倒れてしまった場合は、その分の売掛金、受取手形の金額を減らすとともに、決算の時に見積もった貸倒引当金を取り崩す、つまり減らします。

また、貸倒れた金額が、見積もった貸倒引当金を超えてしまった場合は、差額分を計上する必要があります。この時に使う勘定科目が「貸倒損失」です。

貸倒損失は、費用科目になりますので、借方科目になります。

例えば、貸倒引当金を1,000円見積もっていたとして、そのうちの300円が貸倒れた場合は、1,000円から300円を減らし、貸倒引当金を700円に調整するのみで、処理は完了します。事前に貯金しておいたおかげで不必要に費用を計上する必要がなくなるんですね。仕訳でいうと、

貸倒引当金 300 売掛金(受取手形) 300

です。余裕ですね。

ところが、貸倒引当金を1,000円しか見積もっていなかったのに、実際に発生した貸倒れの金額が1,100円だった場合、貸倒引当金として見積もっていた1,000円全てを減らしても足りないですよね。

なので、差額の100円分を貸倒損失として計上します。貯金を取り崩しても足りない分は仕方なく費用として認識する必要があるんです。

仕訳のイメージとしては以下です。

貸倒引当金 1,000 売掛金(受取手形) 1,100
貸倒損失 100

なお、貸倒引当金は「前期の」売掛金、受取手形に対して貯金したものなので、 「当期の」売掛金、受取手形が貸倒れてしまった場合は、全額を貸倒損失(費用)として計上します。

 

償却債権取立益って何?

では、回収不可能だと考えて前期以前に、貸倒れとして処理した売掛金、受取手形が当期に回収できた場合の処理について説明します。

このような場合は、勘定科目償却債権取立益(しょうきゃくさいけんとりたてえき)を使います。長い!けど頑張って覚えましょう。

例えば、貸倒引当金のうち、もう回収の見込みがないとして1,000円を減らして処理していたとします。

貸倒引当金繰入 1,000 貸倒引当金 1,000

そのうち、奇跡的に500円が回収できるようになり、実際に銀行口座に入ってきたとします。その時には、貸倒引当金を戻すのではなく、臨時収入として、償却債権取立益を計上します。仕訳のイメージとしては以下です。

現金 500 償却債権取立益 500

 

まとめ

なかなか覚えづらいので、以下の流れで覚えましょう。

期末の売掛金や受取手形に貸倒見積率を乗じて求める 貸倒引当金(負債)
当期中で発生した貸倒

(貸倒引当金がある場合)

まず前期に計上した貸倒引当金(負債)を取り崩して、足りなければ貸倒損失(費用)
当期中で発生した貸倒

(貸倒引当金がない場合)

貸倒損失(費用)
当期中に貸倒処理したのに偶然戻ってきた場合 償却債権取立益(収益)

 

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当期純利益、利益剰余金、繰越利益剰余金、配当の関係性とは!?

こんにちは!サラリーマン簿記講師めたきんです。

今日は、Twitterのフォロワー様からリクエストいただきました

当期純利益、利益剰余金、繰越利益剰余金、配当の関係性についてです。

この論点結構皆様苦手です。過去講師をさせていただいた方からもお問い合わせをかなりいただいた論点になります。(逆に言うと、大半の人苦手ってことです)

このブログでしっかり理解して得点源にしましょう!

そもそもなんで利益稼いでるの?

当期純利益はPLで、収益から費用やら法人税やら全部引いて残った利益でしたね。

 

では、この当期純利益って何のために稼いでるんでしたっけ?

 

社員を養うため?→それも目的ですが人件費はもう費用に含まれてますね。養い済

会社の業績を表すため→それも目的ですがもう一つ大事な目的があります。

 

そう!株主に配当しなきゃいかんのです!!

 

株式会社は会社始める時に、株主からお金を株式と交換にもらってそのお金を元手にしますね。株主はお金を出す(=出資)する代わりに、毎年配当という形で会社からお金をもらいます。利息みたいなもんだと思ってください。

このお金の原資になるのが当期純利益です。

 

繰越利益剰余金への振替

でも、教科書には繰越利益剰余金から配当って書いてあるよ、、

おっしゃる通りです。当期純利益って実は勘定科目としては存在しなくて、配当するときには繰越利益剰余金ていうBS科目から振り替えないといけません

ここでよく引っかかるのが利益剰余金と繰越利益剰余金の違いです。私も最初さっぱり覚えられませんでした。

サクッと以下の図で覚えちゃいましょう。

利益剰余金っていう項目の下に、利益準備金、その他利益剰余金がいます。その他利益剰余金は更に下層がいて、繰越利益剰余金別途積立金です。

BSの繰越利益剰余金は毎年出た利益を貯めておく預金通帳をイメージしてください。PLは1年間の増減を表すだけで毎年の利益は積み立てられないので預金通帳に入れておきます。

じゃあどうやって当期純利益から繰越利益剰余金にするの?という時に損益振替が出てきます。

当期純利益の数字を一旦「損益」という科目に振替するために、全ての収益と全ての費用をまとめて損益に振替えます。以下の図を見てください。

貸方差額が当期純利益として発生した分です。

まずこれを損益勘定に振替えます。

収益100/損益100

損益50/費用50

損益が貸方に50出ましたね!

では、次にこれを繰越利益剰余金に振替えていきましょう。

損益50/繰越利益剰余金50

これで1年間で出たPLの利益50をBSの預金通帳に入れ終わりました

早速配当していきましょう!

配当を行う

先程も言った通り、会社は株主に配当をしなければいけません

配当は会社法という法律の規定によって原則株主総会で金額を決議します。(1株あたりいくら払います!総額いくらです!ってやつですね)

今回は配当20だとします。

ではBSの預金通帳、繰越利益剰余金から出金しましょう!

繰越利益剰余金20/未払配当金20

この時忘れてはいけないのが、利益準備金の積立と別途積立金の積立です。

利益準備金→将来会社が傾いても株主に配当したり出来るように儲かってるうちに積み立てといて!

別途積立金→配当以外で会社がお金使いたい時のへそくり(株主の了承ありでね)しとこか!

利益準備金の計算方法は以下の通りですね。

①資本金×1/4-(資本準備金+利益準備金)

②配当の支払額×1/10

のどちらか小さい方

今回は簡易的に10とします

別途積立金(今回は10)は試験では指定があるので、その金額を併せて以下のように仕訳しましょう。

繰越利益剰余金40/未払配当金20

                              利益準備金10

                              別途積立金10

これで配当を払う予定まで完了です。

あとは支払った時に

未払配当金20/現預金20

と未払配当金を支払ってしまえばおしまい!

 

まとめ

上記の流れをざっくりと説明すると以下のようになります。

 

①収益と費用を「損益勘定」に振替える!(当期純利益を一旦損益へ)

②損益勘定から繰越利益剰余金へ振替える!(損益→繰越利益剰余金へ)

③繰越利益剰余金から未払配当金とか利益準備金に振替える!(繰越利益剰余金→配当へ)

④未払配当金を支払う!(配当実施完了!)

振替てばっかですね。ただこの振替をしっかり理解しておけば怖いものなしです。

ここを理解してしっかりと得点源にしましょう!

 

 

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簿記3級でオススメでない勉強法は?

こんにちわ。サラリーマン簿記講師めたきんです。

今日は簿記3級勉強においてオススメできない勉強法や手法を書きます。(あくまで主観なので悪しからず)。簿記3級だけ取ってそのまま特に実務もされない方はあまり関係ありませんので読み飛ばしてくださいね。

何のために取る?

簿記3級を受験される方は数多くいらっしゃいますが、簿記3級だけ取って何となく満足!という方は少ないのではないかな?と思います。

おそらく皆さん

・次は簿記2級を受けるんだ!

・実務で簿記を使うんだ!

と意気込んでおられる方がほとんどかと思います。

つまり、

次のステップに進むため、または現実世界で使えるようにトレーニングする機会として簿記3級を取ろうとしているわけですよね。

その場合、内容をしっかり理解することが大変重要になってきます。

おススメできない勉強法は?

以下は私が勉強始めて1週間ぐらいやってしまったことを書いています。

本当に効果なかったです。

1.とりあえずテキストを読むだけ

これはもうアウトなやつです。天才的に記憶力の高い方はこれでOKですが普通の場合これでは一切頭に入ってきません。

スポーツも一緒ですが、理論が理解できるだけでは何も上達しません。簿記を使って何かレベルアップするには手を動かしてアウトプットするのが不可欠です。

2.テキストをたくさん買う

これもまたアウトなやつです。たくさん買って安心しちゃうやつですね。たくさん買って十分に勉強しているかのような幻覚を見せられますがふと冷静になると怖いです。

テキスト→解き方を解説しているものなので正直1冊あれば十分です。逆にたくさん買うことによってさまざまな解き方が出てきてしまい、思考に一貫性がなくなる原因になります。

3.繋がりを意識しないで仕訳を切る

テキストは一個一個論点が分かれているため一個一個の仕訳をバラバラに考えてしまいがちです。

ですが、簿記のゴールは財務諸表作るとこまでですよね。たとえば

売掛金xx/売上xx

という仕訳は事実の記録であるとともに、

PLの売上とBSの売掛金が増加した

ことを意味しています。

ここの意識をしないと集計をするときにどこが増えてどこが減ったんだ?状態に陥り、あっさり不合格なんてこともあり得ます。

4.難しいところを飛ばす

これが本当にやりがちです。

簿記3級でも当然初学者にとって難しいポイントはたくさん出てきますが、先ほども書いたように簿記のゴールは財務諸表作ることです。

難しいところ飛ばしたら、そもそも作れないですし、部分点狙って合格してもそれは後々簿記2級に進んだ時や実務をやる時に自分の首を締めることになります。

1つ1つの論点にしっかり取り組むことは、後々必ず役に立ちます。

オススメの勉強法は?

1.テキスト1冊をやりきる

昭和チックですが、これはめちゃくちゃいいです。テキストを1冊にしましょう。お気に入りの1冊を手に入れたら、あとはそのテキストを信じて、全てのパートを理解することです。

途中「うわ、なんかわかりづらいこと書いてあるな、、」と思ってもテキストを変えてはダメです。その連鎖が続いてテキストを買い続けることになります。

2.1個1個の論点に自分なりにハイパーリンクをつける

例えば売上の基礎の論点のあと、割引や割りもどしが出てきますね。そのページに、「●ページ売掛金」など論点を記載しておけば、自分なりの相関図がテキスト内に出来上がります。

また、書いておくことで復習した時に「あれ?ここの論点覚えてるかな?」と思い出すきっかけにもなります。

3.どうしてもダメなら人に聞く、調べる

会計士の方や税理士の方もたくさんサイト開かれてますよね。そういう方の意見を利用するのが1番です。(私は士業ではないのでご参考までに使ってくださいね)

私も最初1週間ぐらいウンウン唸りながら考えてましたが何も出てきませんでした。どうせウンウン唸るならヒント貰ってから唸った方が理解進みますよね。

4.それでもダメなら専門校に通う

わからないまま「センスないんだな」みたいな思考に陥るくらいなら、いっそのこと専門校申し込んでしっかり理解して合格すれば報われますよね。

しかも簿記1級とかになると急激に勉強量増えるので、専門校慣れしとくのもアリ!(かもしれません)

まとめ

以上が私が経験して感じたオススメでない勉強法オススメの勉強法です。参考にして効果的に勉強してくださいね!

私は副業で簿記2〜3級の個人講師をしております。個人レッスンでより簿記の理解を促進したい方はお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください

 

簿記3級における固定資産の減価償却とは?

こんにちは。サラリーマン簿記講師めたきんです。

今日は簿記3級における固定資産の減価償却についてです。

売上や仕入、手形などを学習し終わって次に立ちはだかるのが固定資産だと思います。 固定資産が何かについては、正直「建物とか車でしょ?」とイメージ湧きやすいかと思いますが、決算整理仕訳になって、減価償却として費用を計上するとなると途端にややこしくなりますね。

本ブログでは減価償却について解説します。

そもそも減価償却って何?

減価償却とは、固定資産の取得価額を固定資産の劣化に合わせて費用計上すること。 計算方法は、減価償却費=(取得価額-残存価額)÷耐用年数 だいたいのテキストにこう書いてありますが、よくわからないですね。 以下の図を見てください。 図でいうと、

新車の購入価格・・・取得価額

車が平均的にちゃんと動く期間・・・耐用年数

5年後に売却しようとした時の評価額・・・残存価額

です。

新車を買ってから数年経つともうそれは新車じゃないですよね。乗っているうちに傷ついたり、部品が摩耗したり、どれだけ手入れしていてもボロボロになっていくものです。

減価償却とはそのボロボロになっていく過程を費用として帳簿上で表現しているだけです。

上記の例でいうと、100万円で新車を買ったものの、5年後に10万円になってしまうので5年間で90万円費用が出て行く(みたいな)計算です。これを毎年定額で費用計上していくだけですね。

※簿記2級になると定額での処理でなく、定率法という処理も出てきますがここでは簿記3級を対象にして定額法でのみ解説です。

減価償却ってどうやるの?

減価償却は決算整理仕訳です。よって、期中には一切仕訳として登場しません

売上とか仕入とか期中の仕訳を切り終わって、決算整理前残高試算表が出来上がったら、決算整理仕訳として計上します。(ここ勘違いしがちで、期中にやってると思って何もしないと試験で間違えるので気をつけてくださいね)

先ほどの画像の例でいくと、年間の減価償却費は (100万円-10万円)÷5年=年間18万円 なので

減価償却費 180,000 / 車両減価償却費累計額 180,000

を期末の決算整理仕訳で計上することになります。簿記3級の試験だと大体月割り計算が必要なので気をつけましょう。

減価償却費累計額って何?

さて、前ブロックで急に出てきた減価償却費累計額ですが、これ結構理解に苦しむ勘定科目ですね。私も簿記を最初に学習した時、「なんじゃこりゃ」と思ったのを覚えています。

減価償却って資産の価値を減らすんだから、直接減らせば!?

と思ったわけです。

実はこれ両方合っていて、私が考えていたのが直接法という減価償却の方法で、減価償却費累計額というのが間接法という方法です。減価償却費の相手勘定をどう計上するかの方法ですね。

減価償却費累計額は、「減価償却費が毎年積み上がったもの」というのが正解です。B/Sの「資産」勘定のマイナスとして表示されます。今回の事例でいうと

車両 1,000,000
車両減価償却費累計額 180,000
車両(純額) 820,000

という表示になります。要は最初に買った価格もちゃんと表示して、累計でどれぐらい減価償却しているかも表示しようねっていう方法です。

まとめ

個人的な見解ですが、減価償却はしっかりとイメージを掴んでおかないと後々後悔します。簿記2級になると急に定率法だの生産高比例法だの火災だの出てきてとても混乱するので、しっかり基礎を固めましょう。

私は副業で簿記2〜3級の個人講師をしております。個人レッスンでより簿記の理解を促進したい方はお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください

簿記3級の難易度は?勉強時間は?

こんにちは。サラリーマン簿記講師めたきんです。

今日は簿記3級の難易度と勉強時間についてです。

 

ネット等を見ると「平易ですぐ取れる」とか「意外に難しい」とか

 

どっちなのよ!?

 

と怒ってる方も多いのではないでしょうか。

(私だけですかね)

 

実はこれ両方正解だと思います。

以下で私の感じた簿記3級の難易度をお伝えしますね。

 

取るだけなら簡単

 

簿記3級の難易度ですが、商工会議所のHPを見て見ると以下の記載があります。

ビジネスパーソンに必須の基礎知識。

経理・財務担当以外でも、職種にかかわらず評価する企業が多い。

基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できる。中小企業や個人商店の経理事務に役立つ。

引用元:日本商工会議所公式HP

調べて見ると一回の試験で10万人ぐらいが受験している超人気資格です。

初歩的な実務がある程度できるってどういうことなんだというところですが、それはさておき・・・

難易度でいうと、ぶっちゃけ簡単です。簿記一切知らない方でも2週間の間1日3〜4時間ぐらい勉強すれば取れます。一般的にも50~100時間と言われていますね。

というのも、簿記3級は個人商店を対象にした簿記がメインになりますので、単純な物の仕入、販売、多少イレギュラー(有価証券だったり固定資産だったり)があるぐらいで、基本的な仕訳覚えて、集計方法何度か勉強すればおしまいです。

今後簿記2級の受験を考えていなかったりする方は上記の勉強で十分でしょう。

ちゃんと理解するのに時間がかかる

これは主観ですが、今後簿記をしっかりと勉強して、実務でも活かしていきたいという方は上記の勉強では足りません。なぜなら覚えるだけの勉強だと、簿記2級さらには1級を受ける時に壮絶な復習が必要になってしまうからです。

例えば簿記3級で出てくる固定資産の売却について、

この図の理解でも作業さえ覚えていれば3級は十分受かります。

ところが2級の勉強を始めた途端、

様々な論点に襲い掛かれられ覚えきれず撃沈・・・

というのがお決まりのパターンかと思います。

固定資産が無くなる事を何となく「減価償却費累計額?差額が益?損?」と覚えているか、それとも減価償却費累計額の減少、当期分減価償却費の認識、固定資産の減少、入金額との差異を損益認識、と捉えるかによって全然違うんですね。

私は実務を通じて、理解を深めた派ですが、勉強の過程で理解を深めるには

簿記3級をじっくり勉強する

が一番だと思います。

三分法分記法も書いてあるし、損益振替も書いてあるし。私もそうでしたが、大体簿記2級とかになって出てきて「いきなり言うなよ!知るか!」ってなるんですよね。ちゃんと書いてあります。

オススメの勉強法は?

私が実際に試験を受けたときは、独学による勉強でした。

1日の空き時間のほとんどをひたすら仕訳を切りまくって、わからない論点は調べるという方法です。正直どのテキストでもいいので1冊まるまるやりきるのが大事です。私はTACの合格テキストとトレーニングを選んでました。内容も充実してますし、何より実績ある専門校なので。

合格テキスト 日商簿記3級 Ver.10.0 [ TAC株式会社(簿記検定講座) ]

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実際これで勉強始めて2ヶ月で簿記2級まで受かりましたが、

今になると、最初から専門校で授業受けておけば基礎しっかりしたのになあと

若干後悔している部分もあります。

社会人の方や主婦の方など中々時間は取れないけれど、しっかり学習したい方は

↓↓↓↓のような専門学校を受講してもいいと思います。(後々実務をするときに響いてきます)

まとめ

それとなく肩書きが欲しい方はあっさり受かる資格ですが、実務に活かしたい方、さらに高い級を狙う方はじっくりと勉強する必要があります。すぐにページを読み進めないで、理解しながら勉強してみてくださいね。

私は副業で簿記2〜3級の個人講師をしております。個人レッスンでより簿記の理解を促進したい方はお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください

 

売上原価としーくりくりしーの関係性

こんにちは。サラリーマン簿記講師めたきんです。

今日は簿記3級を受験される方が罠にハマりやすい魔法の言葉「しーくりくりしー」についてです。売上原価を求める際に使う手法ですが、受験生の方は意外にこのことを理解していなかったりしますので以下で解説します。

しーくりくりしーって何?

しーくりくりしーとは、

  • 仕入XX/繰越商品XX
  • 繰越商品XX/仕入XX

いれくりこししょうひんくりこししょうひんいれ)の頭文字を取って作られた売上原価を求める仕訳の暗記法です。

通常期首の繰越商品の金額を⑴に入れ、期末の繰越商品の金額を⑵に入れて、仕入勘定を通じて売上原価を算出します。

主に簿記3級の受験生はこの言葉を繰り返し覚えますが、意味を理解しないと試験に受からない、はたまた受かっても意味が理解できず、あとあと悶絶することになります。

そもそも売上原価って何?

売上原価とは、売れた商品の仕入れや製造にかかった費用のことです。簿記3級(のうち三分法)の世界では、「仕入」に該当します。例えば、カバンを100円で仕入れて、200円で売った場合、

財務諸表の表示は、

売上       200

売上原価   100

売上総利益 100

となりますね。

この売上原価を算定するために仕入勘定を使います。使うと言うのは、仕入勘定を増やしたり減らしたりして売上原価金額を算定するぜ!と言うことです。

具体的にどう計算するの?

下の図で見てみましょう。

真ん中の人(簿記してる人)は期首繰越商品=在庫をすでに100持っています。この人が期末に倉庫のカバンを棚卸ししたら期末繰越商品=在庫が300だったとしましょう。

その場合仕訳は

仕入 100/繰越商品100

繰越商品300/仕入300

になります。いやいや仕入の500どこに行ったんだよと言う話ですね。

これは仕入をした時に

仕入 500/買掛金 500

と言う仕訳を切っていますので、売上原価の金額は

100+500-300=300

になります。

これが一撃でわかればいいのですが、なんだかややこしいですね。

なので、期末に仕入勘定を通じて「期中に出て行ったカバンの仕入値」を算定します。

下図のBOXで見てみると一目瞭然です。

期首繰越商品+期中に仕入れたカバン-期中に出て行ったカバン=300

と言うことは、期中に出て行ったカバンの仕入値=売上原価は300になります。

このBOXを仕訳で表現するために、期首の繰越商品を仕入勘定に振替(=しーくり)して、期末の繰越商品を仕入から除外(=くりしー)すると言うわけです。

BOXって覚える必要あるの?

実はこのBOX、原価BOXと言われ、簿記2級に進んだ時に工業簿記でよーく使います。簿記3級の段階で、このBOXを使えるようになっていると、簿記2級を勉強する時に「は?原価BOX?」とならずに済みます。私は受験生の時なりました。

いかがでしたでしょうか。何気なく勉強していることも本質的に捉えると、より学習が進みます。

皆さまの勉強の一助になれば幸いです。

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私は副業で簿記2〜3級の個人講師をしております。個人レッスンでより簿記の理解を促進したい方はお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください