簿記2〜3級の試験で忘れがちなワード

こんにちわ!サラリーマン簿記講師めたきんです。

今回は、普段は覚えてるけど試験中に忘れそうになるワードを選び、解説します!!

そんなん忘れないから大丈夫だよ・・・

と思ってる方!必ず忘れます!試験前にこのブログを見て何度も復習しましょう。

簿記3級編

1.しーくりくりしー

しーくりくりしーとは、簿記3級における売上原価算定の際に使うワードです。

簿記受験生の間ではもう一般常識ですね。

ところが、試験になって実際にしーくりくりしー使おうとしたら、

あれ・・・どこに何入れるんだっけ・・・

となりがちです。思い出しましょう。

しー→仕入。期首の繰越商品の金額

くり→繰越商品。期首の繰越商品の金額

くり→繰越商品。期末の繰越商品の金額

しー→仕入。期末の繰越商品の金額

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2.くまのみみ

これも簿記受験生の間で大流行したワードです。経過勘定が何に該当するのかを判定するワードです。これも忘れると「くま・・?耳・・・?」と試験中にポカーンとすることになります。

繰延(く)→前払費用、前受収益(ま)

見越(み)→未払費用、未収収益(み)

くまのみみですね。これも要復習!

3.手形売却損

手形の売却って出てくるの?と思いがちですが、そもそも売却じゃなくて

割引のときに使う勘定科目ですね。

間違っても「手形割引損」とか「手形割引費用」とかにしないように!

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簿記2級編

1.ぜんちょくまっしゅ

これ何だっけというかたは、今一度工業簿記のテキストを開きましょう。

全部原価計算と直接原価計算は求めた営業利益が固定費だけずれるから固定費調整するんでしたよね。

ぜんちょくまっしゅ→

2.販売の都度売上原価に振り替える方法

何だこれ・・・という方は商業簿記の教科書を開きましょう。

普通にみなさんが仕訳している時は大体三分法です。

ところが簿記2級には、販売の都度売上原価に振り替える方法というのが出てきます。売上原価対立法ってやつです。

都度振り返る場合、仕入という勘定科目は存在しません

【仕入時】

商品XX 買掛金XX

【販売時】

売掛金XX 売上XX
売上原価XX 商品XX

今まで(三分法)では、仕入という勘定科目を使って、売上原価を算定していましたが、都度振り替える方法は販売の都度売上原価を認識します。

中々出ない問題ですが、出た瞬間に終わります。覚えておきましょう。

3.負ののれん

さて、支配獲得仕訳をして・・・あれのれんが貸方にきた。

じゃあのれんは償却するから・・・

とやっている方要注意です!のれんは借方差額の時だけ償却します。

貸方差額ののれんは、支配獲得をおトクに出来ていることになりますので、その期のPLで特別利益として認識します。

間違って普通ののれんみたいに償却しないように!!

まとめ

試験になると普段できることが急にできなくなったり忘れてしまうことが多々あります。試験直前まで気を抜かずに色々確認しておきましょう。

私は副業で簿記2〜3級の個人講師をしております。個人レッスンでより簿記の理解を促進したい方はお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください