こんにちは。サラリーマン簿記講師めたきんです。
今日は簿記3級の難易度と勉強時間についてです。
ネット等を見ると「平易ですぐ取れる」とか「意外に難しい」とか
どっちなのよ!?
と怒ってる方も多いのではないでしょうか。
(私だけですかね)
実はこれ両方正解だと思います。
以下で私の感じた簿記3級の難易度をお伝えしますね。
取るだけなら簡単
簿記3級の難易度ですが、商工会議所のHPを見て見ると以下の記載があります。
ビジネスパーソンに必須の基礎知識。
経理・財務担当以外でも、職種にかかわらず評価する企業が多い。 基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できる。中小企業や個人商店の経理事務に役立つ。 引用元:日本商工会議所公式HP |
調べて見ると一回の試験で10万人ぐらいが受験している超人気資格です。
初歩的な実務がある程度できるってどういうことなんだというところですが、それはさておき・・・
難易度でいうと、ぶっちゃけ簡単です。簿記一切知らない方でも2週間の間1日3〜4時間ぐらい勉強すれば取れます。一般的にも50~100時間と言われていますね。
というのも、簿記3級は個人商店を対象にした簿記がメインになりますので、単純な物の仕入、販売、多少イレギュラー(有価証券だったり固定資産だったり)があるぐらいで、基本的な仕訳覚えて、集計方法何度か勉強すればおしまいです。
今後簿記2級の受験を考えていなかったりする方は上記の勉強で十分でしょう。
ちゃんと理解するのに時間がかかる
これは主観ですが、今後簿記をしっかりと勉強して、実務でも活かしていきたいという方は上記の勉強では足りません。なぜなら覚えるだけの勉強だと、簿記2級さらには1級を受ける時に壮絶な復習が必要になってしまうからです。
例えば簿記3級で出てくる固定資産の売却について、
この図の理解でも作業さえ覚えていれば3級は十分受かります。
ところが2級の勉強を始めた途端、
様々な論点に襲い掛かれられ覚えきれず撃沈・・・
というのがお決まりのパターンかと思います。
固定資産が無くなる事を何となく「減価償却費累計額?差額が益?損?」と覚えているか、それとも減価償却費累計額の減少、当期分減価償却費の認識、固定資産の減少、入金額との差異を損益認識、と捉えるかによって全然違うんですね。
私は実務を通じて、理解を深めた派ですが、勉強の過程で理解を深めるには
簿記3級をじっくり勉強する
が一番だと思います。
三分法も分記法も書いてあるし、損益振替も書いてあるし。私もそうでしたが、大体簿記2級とかになって出てきて「いきなり言うなよ!知るか!」ってなるんですよね。ちゃんと書いてあります。
オススメの勉強法は?
私が実際に試験を受けたときは、独学による勉強でした。
1日の空き時間のほとんどをひたすら仕訳を切りまくって、わからない論点は調べるという方法です。正直どのテキストでもいいので1冊まるまるやりきるのが大事です。私はTACの合格テキストとトレーニングを選んでました。内容も充実してますし、何より実績ある専門校なので。
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合格テキスト 日商簿記3級 Ver.10.0 [ TAC株式会社(簿記検定講座) ] 価格:2,160円 |
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合格トレーニング 日商簿記3級 Ver.10.0 [ TAC株式会社(簿記検定講座) ] 価格:1,650円 |
実際これで勉強始めて2ヶ月で簿記2級まで受かりましたが、
今になると、最初から専門校で授業受けておけば基礎しっかりしたのになあと
若干後悔している部分もあります。
社会人の方や主婦の方など中々時間は取れないけれど、しっかり学習したい方は
↓↓↓↓のような専門学校を受講してもいいと思います。(後々実務をするときに響いてきます)
まとめ
それとなく肩書きが欲しい方はあっさり受かる資格ですが、実務に活かしたい方、さらに高い級を狙う方はじっくりと勉強する必要があります。すぐにページを読み進めないで、理解しながら勉強してみてくださいね。
私は副業で簿記2〜3級の個人講師をしております。個人レッスンでより簿記の理解を促進したい方はお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください |